進路図のあとに家を見る

気象庁は、台風第6号について、6月1日に沖縄地方、2日に奄美地方へ最接近し、その後は九州、四国、近畿、東海、関東甲信地方へ接近する見込みと発表しています。暴風、高波、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要な状況。

進路の線を追い続けるだけでは、家の準備が進みにくいもの。進路図を一度見たら、次はベランダ、窓、玄関、スマホ、明日の予定へ視線を移してみましょう。

外へ飛びそうな物

最初に見たいのは、風で動く物です。ベランダのサンダル、物干しざお、鉢、空のごみ箱、段ボール、玄関先の傘立ては、強い風の前に室内や壁際へ寄せておきたいところ。

重い物を夜に動かすのが大変なら、軽い物だけでも十分。水を吸う段ボールや紙袋は、濡れてから片づけるより、今のうちに捨てるか室内へ移すほうが後は楽。

窓と雨の入り口

窓は、閉まっているかだけでなく、カーテンの裾、窓の下に置いた紙類、床の延長コードも一緒に見ておきましょう。雨戸やシャッターがある家では、明るいうちに動くかどうかを一度だけ。

排水口や玄関の水たまりは、台風そのものが来る前の雨でも困りやすい場所。落ち葉、髪の毛、砂、袋の切れ端のような小さな詰まりを減らすだけでも、雨の日の不安は少し軽く。

明日の移動を短くする

台風の進路に近い地域では、通勤、通学、通院、買い物をいつも通りに組まないほうがよい日があります。出発を早めるか、遅らせるか、行かない選択があるかを、前日の夜に一度だけ見ておきましょう。

特に、川沿い、海沿い、坂道、地下道、冠水しやすい道路を通る人は、代わりの道と帰れない時の連絡先をメモに残しておくと安心です。判断は最新の自治体情報、気象情報、交通情報を合わせて見てください。

今夜の小さな表

場所今夜見ること
ベランダサンダル、物干し、鉢、段ボール。
窓まわり施錠、雨戸、カーテン下、延長コード。
玄関濡れた靴の置き場、傘、懐中電灯。
スマホ充電、モバイルバッテリー、家族連絡。
明日の予定通勤通学、通院、買い物、代わりの道。

全部を完璧に済ませる必要はありません。家族で一つずつ分ける、今夜は外の物だけにする、明日の朝に窓を見る、という小さな分け方で十分。

見に行かない判断

川、海、用水路、崖、屋根、ベランダの外側は、気になっても見に行かないほうがよい場所です。外の様子は、自治体、気象庁、道路、交通機関の情報で確認しましょう。

家の中でできることを済ませたら、次に見る時刻を決めておくのも大切。何度も進路図を開くより、公式情報が更新されるタイミングに合わせて、家族と同じ情報を見る形に。